うつ病に効果的な薬で病気を撃退|悩みを解消して明るい生活へ

笑顔の看護師

近年増え続ける精神疾患

医者と患者

うつ病は決して治らない不治の病、というものではありません。病院へ行き、きちんとした薬を処方してもらい、きちんと服用を続けることで、完治が可能な病気です。正しい用法・容量を守って使用することが大切です。

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現代に増えている病気

女性看護師

うつ病は現代病ともよばれる病気であり悩んで苦しんでいる人は多く存在しています。そのうつ病を治療していくために処方される薬の中にはセロトニンが分泌されるものが多くあるのですが、そのセロトニンを多く分泌させるのにも注意が必要となることがあります。

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神経伝達物質の状態を改善

カウンセリング

気長に治療する必要がある

うつ病は治療を開始してからの急性期が1ヶ月程度、症状が改善してほぼなくなるまでに6ヶ月から9ヶ月、元の状態に復帰するのに1年ほどかかるとされています。うつ病は、心の病ですが、脳の働きに何らかの問題が起きて発症すると考えられています。脳の中では情報を伝達するためにさまざまな神経伝達物質が働いています。うつ病はそのうちのセロトニン、ノルアドレナリン、ドパミンが減少し、それにともなう受容体の増加によって起きると考えられています。うつ病の治療には、抗うつ剤を用います。現在、日本で使われている抗うつ剤には、SSRI、SNRI、NaSSA、三環系抗うつ薬、四環系抗うつ薬、などさまざまなものがあります。基本的には患者さんひとりに対し抗うつ剤はこれらのうちの1種類が用いられますが、症状に応じて抗不安薬、睡眠薬などが併用されることもあります。抗うつ剤にはセロトニンやノルアドレナリンなどの神経伝達物質が元の神経細胞に再び取り込まれることを阻害し、神経伝達物質の量を正常に近い状態に戻す作用があります。これによって沈んだ気分を改善し、不安感を抑え意欲を出す効果を得られます。副作用として、口渇、めまい、吐き気、眠気や便秘、排尿困難、食欲亢進などが起きることがあり、時には重い肝機能障害が起こることもあります。抗うつ剤は急性期から長期間に渡って用いられるうつ病の中心的治療薬です。患者さんによって効果や副作用の出方がかなり異なるため、効果を見きわめるには2週間から1ヶ月程度かかるといわれ、耐え難い副作用がない限りは気長に服用することが大事です。

効果と副作用を見ながら

うつ病の治療によく用いられる抗不安薬はベンゾジアゼピン系です。大脳辺縁系と視床下部へ抑制的に働き不安や緊張を改善すると考えられています。効果は服用後1〜2時間程度であらわれ、素早く効きます。ただ、うつ病の症状のうちの不安やイライラを軽減させる役割はありますが、うつ病そのものを治療することはできません。抗うつ剤の服用が始まると、数日から2週間程度の時期に不安感、イライラ、不眠などの症状が出てくることがあります。抗不安薬はこのような症状をおさえるために短期的に用いられるものであり、抗うつ薬の効果が出てきたら不要になることが多いといわれています。睡眠薬はうつ病患者に多い不眠を改善するために適宜用いられます。抗うつ剤だけでなく、薬は身体にとっては異物であり、有効性(治療効果)と同時に副作用にも気を配らなければいけません。現在のうつ病治療では、新規抗うつ剤から始めることが原則になっています。新規抗うつ剤とはSSRI、SNRI、NaSSAの三つを指します。なぜこれらから始めるかというと、副作用が少ないからです。これらで十分な効果が得られなかったり、何らかの理由でこれらが使えなかったりしたときにのみ、他のものを使います。薬から得られる利益と不利益のバランスは薬剤処方にとって重要であり、医師はより安全で効果が得られると思われる薬を処方します。うつ病の治療薬を自己判断で中断することは治癒の妨げになるだけでなく、うつ病を再燃させてより治癒が困難な状態を招く恐れがあります。そのため、治療に疑問を持った場合、主治医にそのことを相談し、疑問を解決したうえで治療を継続することが大切です。

あせらずに治療しましょう

デスクで眠る男性

主治医の指示に従い、正しい治療を行うことで、うつ病も回復することができます。現在はうつ病の治療には、薬物治療と精神療法があります。急がず、あせらずに病気と向かい合って治療することが大切です。周囲のサポートも大切なので、暖かく見守りましょう。

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